vol.015 2007年03月31日(土)

【ページ数】:17ページ目
【説明】:浜辺に寝そべり気味な前屈みショット
【作品名】:僕の表情は緩むのに

 前ページのショットもそうですが、水着を着た前屈みのポーズの写真はグラビア系の定番といえるものです。他のアイドルがこのようなポーズをしている写真を見ても特に何か思うことはないんですが、それが絵里ちゃんとなるとなんだか切ない気持ちになってしまう。それはこのようなポーズをする写真集を発売するような年齢(=大人な女性)になったことへの気持ち。少女から大人の女性へと変わっていく過程では、乳歯が抜け永久歯が生えてくるのと同様に、何かを捨てさると同時に別の何かを得てるのでしょう。”何かを得ている”ことへの喜びと、”何かを捨て去っている” ことへの悲しみ二つの相反する気持ちが交錯します。逆に言えば今の18歳という年齢の写真集は少女から大人へと変わっていく過渡期のものですから、一冊で二度おいしいとも言えますね。(笑)
 さてこのショットそのもののレビューですが、少し顔がこわばっているような印象を受けます。絵里ちゃんの場合、公式写真のようにカメラの前でポーズをとる写真だと如何せん表情が硬いものが多いように感じます。自然体で適当に動いているときを連射で撮影し、その中から一枚の写真を選ぶという手法をとった方が絵里ちゃんのよさがよく出ている写真が多いように思います。絵里ちゃんを見て頬が緩みっぱなしの僕とは正反対ですね。(笑) 三冊目の写真集「17才」ではアンニュイな表情を見せているショットが多く、すごくいい味が出ていたので、決してカメラ前でのポージングが苦手というわけではないと思うのですが。